
世の中には数多くの職業がありますが、ITの発展により、特に人気の職業があります。その職業こそが「マーケター」。一度は聞いたことがある人もいるはずです。
しかし、マーケターとは具体的にどのような仕事をしていて、どうやったらなれるのか分からない人も多いのではないのでしょうか。
そこで本記事では、マーケターの仕事内容やマーケターになるために必要なスキル・方法などについて解説します。これからマーケターとして働きたいのであれば、ぜひ最後までご覧ください。
- マーケターの業務内容のイメージ
- マーケターに向いている人の特徴
- マーケターになる方法3つ
マーケターとは?
マーケターとは、マーケティング業務を行う人のことです。
マーケティング業務とは、商品やサービスが売れる仕組みを作成することを指します。
商品やサービスが売れる仕組みを作成するために、ユーザーの行動を分析したり広告で商品やサービスの認知度を広めたりするなど、さまざまな手法を用いて購入につなげることが主な業務です。
マーケティングといっても、数多くの種類があるため、一概にはいえません。代表的なマーケティングの種類は以下の通りです。
- マスマーケティング
- デジタルマーケティング
- Webマーケティング
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
特に最近では、スマートフォンの普及に伴い、TwitterやInstagramなどのSNSを利用した「SNSマーケティング」やWeb広告・SEOなどの「Webマーケティング」を実施する企業が増えてきています。
多くの企業はマーケティング業務ができるマーケターの存在を求めているため、マーケターの将来性は明るいといえるでしょう。
マーケターの具体的な仕事内容
マーケターの具体的な仕事内容は以下の4つです。
- 市場調査・ターゲットの分析
- 販売方法の検討
- 施策の実行
- 検証・改善
- 施策の実行
市場調査・ターゲットの分析
商品やサービスを販売する上で、競合他社やターゲットとなるユーザーの動向を把握しておくことで、マーケティングを行うための参考材料となります。
参考になりそうなデータは1つでも多く確保するのが重要です。
販売方法の検討
市場調査やターゲットを分析した際のデータを基にして、商品やサービスの販売方法を決めていきます。
販売方法を誤ってしまうと、商品やサービスが売れなくなる原因にもなるので、慎重に考えなければいけません。
販売方法の決定に伴い、予算もあらかじめ確保しておく必要があります。
施策の実行
これまで調査した内容や話し合って決めた販売方法を基に施策を実行していきます。
その後の改善に活かせるよう、データは逐一記録しておかなければいけません。
検証・改善
マーケターは、商品やサービスを販売して終わりではなく、販売してからが本番です。
その後に活かすためにも、販売終了後には良かった点や悪かった点を再度検証し、改善に努めます。
記録しておいたデータを基にPDCAサイクルを繰り返し回すことで、さらに効果的なマーケティングが可能となるのです。
マーケターになるために必要なスキル
マーケターになるために必要なスキルは以下の3つです。
- 物事を客観的に捉えるスキル
- 分析スキル
- 仮説を立てるスキル
物事を客観的に捉えるスキル
マーケターの1番の目的は、商品やサービスが売れる仕組みを作ることです。
売れる仕組みを作るためには、常に商品やサービスを購入するユーザーの目線に立って、ユーザーが求めていることを考える必要があります。
マーケターとして活躍したいのであれば、あらゆる目線から客観的に物事を捉えることが重要です。
分析スキル
マーケターはさまざまなデータを比較しながら、自分たちに合った最適な答えを導き出さなければいけません。
そのため、1つ1つのデータを的確に分析できるスキルが必要になってきます。
仮説を立てるスキル
マーケターは市場調査やターゲットの動向などを調査した上で、いくつかの仮説を立てて検証を行います。
もちろん、全てがうまくいくとは限りませんが、検証するためにも時間や費用がかかるので、より正確な仮説が立てられるスキルが欠かせません。
マーケターに向いてる人の特徴
マーケターとして働いていく上で向いてる人の特徴は以下の3つです。
- 数字に強い人
- トレンドに敏感な人
- 忍耐力がある人
数字に強い人
マーケターは、常に数字と向き合って業務を行います。
そのため、数字に強く、データを分析するのが苦にならない人はマーケターに向いているといえるでしょう。
トレンドに敏感な人
ユーザーが求める商品やサービスは、時代の流れと共に変化していくため、常に最新情報を取り入れなければいけません。
日頃からトレンドに敏感な人はマーケターとしての活躍に期待できます。
忍耐力がある人
マーケターは華やかな職業というイメージがありますが、実際は膨大な量のデータを確認しながら、コツコツとPDCAを回していくという地味な作業がほとんどです。
そのため、自分の仕事に対して責任感があり、最後まで諦めない忍耐力を兼ね備えている人ほどマーケターに向いています。
マーケターになるための3つの方法
マーケターになるための方法は以下の3つです。
- マーケターとして採用してもらえる企業に転職する
- 部署異動を希望する
- 独学
マーケターとして採用してもらえる企業に転職する
現在は、多くの企業がマーケターの人手不足に陥っています。
そのため、未経験からマーケターとして雇用してくれる企業も少なくありません。
しかし、未経験といってもマーケティングに関する最低限の知識やスキルは必要になるので、転職を検討しているのであれば事前に学習しておきましょう。
部署異動を希望する
部署異動を希望してマーケターになるという方法もあります。
半年や1年のペースで定期的に部署異動の希望を受け入れている企業もあるので、時期が来たら積極的に立候補してみましょう。
上記のような制度がない場合には、直属の上司に異動できないか相談してみるのもおすすめです。
ただし、営業や事務などのマーケターと関わりのない部署から異動するのは難しいかもしれません。
異動するためには、何かしらの実績を提示して認めてもらう必要があるので、日頃からの事前学習を怠らないようにしましょう。
独学
最近では、書籍やYouTube・SNSなどでも気軽に学習できるため、独学でマーケティングの知識やスキルを身につける人も増えてきました。
書籍は1冊1,000〜2,000円ほどで購入できます。
YouTubeやSNSは誰でも無料で利用できるため、非常にコストパフォーマンス抜群です。
自分の好きなペースで学習できるのもメリットと言えるでしょう。
ただし独学は基本的に1人で行うことが多いので、モチベーションを保つのが非常に難しいです。
また、分からないことがあっても相談できず、挫折してしまうことも多いので、注意しましょう。
マーケターを目指そう
本記事では、マーケターの仕事内容やマーケターになるために必要なスキル・方法などについて解説しました。
マーケターになるためには知識やスキルを習得しなければいけませんが、国家資格が必要なわけではないので、努力次第で誰でもなることが可能です。
マーケターはこれからも需要のある職業のため、今回の記事を参考にマーケターを目指してみましょう。